handsomekuroji

カメラを止めるな!

カメラを止めるな!

ヤッター!!っていう気持ちで映画を観終わったのは初めて。

めちゃくちゃ笑った。そして最後に少し泣いた。右目の端っこからスーって嘘みたいに涙が流れて、そんな自分にまた笑ってしまった。

一体感と爽快感と達成感が一度に押し寄せてくるラストに劇場全体が包まれていたような気がした。最高だった。

……そんな映画です。どういうストーリーだったのか説明するわけにはいかないので、どういう気持になったのかだけ書くよ。

ふーん、な序盤

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この映画を鑑賞した人のほとんどそうだったと思うんだけど、ぼくも前情報を一切排除して劇場入りしました。

そのため、予告が終わって映画が始まってもすぐにはそのシステムが分からず、これから何が起こるのかを予想することに頭をフル回転させることになります。

なんとなく流れが理解できはじめると「ふーん。なるほどこういうことをしたいのね。なんか変なとこもあるけど演出かな」みたいな感じでとりあえず納得しつつ、しかし大きな驚きもなく時間が過ぎていきます。

妙に印象に残るセリフやシーンはありますが、そこに強い意味を感じることはありません。

そこそこ普通に楽しみつつ、ちょっと変だけど面白いなという印象を抱きながら中盤を迎えます。

なーるほど!な中盤

中盤をすぎた所でやっとこの映画の見方というか楽しみ方が分かってきて、ワクワク感が増してきました。

評判を聞いて映画館に来た人からすれば、なんとなく予想できた展開だったと思うのですが、それでも「なーるほど!そういう作りなんですね!」といった感じで、楽しむための心の準備が整ってきます。

個性的な登場人物も増えてきて、序盤の見え方がどんどん変化し始めます。ほんと、中盤めっちゃ大事。ラストで羽ばたくための短い助走なんだけど、めちゃめちゃ力いっぱい走ってます。

緩和がエグい終盤

で、終盤。ここからは映画が狙うカタルシスに向かって心を解放していくための時間がスピーディーに流れていきます。

それはコペルニクス的転回の連続。まるで神経衰弱の答え合わせのようでした。

序盤の印象的なセリフや違和感のあったシーンなどの見え方が目まぐるしく変化していく気持ち良さに、とにかく笑いが止まりませんでした。

もちろん笑ってたのはぼくだけじゃないですよ。劇場中の色んなところから笑い声が聞こえてきました。緊張感のあるフリがめちゃくちゃ効いてるから緩和の効果がエグい。

でもここもまだ助走。短い助走のあとの、長めの全力疾走。ここから飛びます。

うわああああ(涙)!!なラスト

最後の数分。大量のフリとオチを乗り越えて、そこに残っていたのは、めちゃめちゃ強力な一体感と爽快感と達成感。

ヤッター!カメラを止めなくて良かった!がんばった!!ありがとう!!そんな多幸感に包まれた最高のジャンプでした。

で、このジャンプがけっこう長いんです。エンドロールもずっと跳んでる。しかも泣ける……。

ガチのガチやないかい!っていう。本当にがんばったな、すごいなって思うと同時に、とても勇気づけられるエンドロール。

そしてぼくは幸せな気持ちで映画館を後にしたのでした。

おしまい。

カメラを止めるな!
カメラを止めるな!